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ニキビのお化け

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 去年の11月末、右目の斜め上にぼつっと小さなニキビ状のものができた。すぐにつぶれるだろうとほっておいたら、徐々に大きくなっていき、てっぺんに白い膿のようなものが見えるようになった。今度こそつぶれるだろう、高校生の時のように自分でつぶすようなことはしないぞと、待っていたら、どんどん大きくなっていき、顔相も変わるほどになった。変なものでなければいいが・・・、と心配するよりは病院へ行く方が手っ取り早い。
 3か月もほっておいて今更ではあるが、3月3日、皮膚科の医院を受診した。医師は、一目見るなり、「薬を飲んでも、薬を塗っても治りません、手術で取ります、大きくなっているので、当医院ではできません、紹介しますので、大きい病院を受診してください。」「いつがいいですか。」「明日お願いします。」
 で、3月4日、中国労災病院へ受診した。久しぶりの労災だよ。母の付き添いでよく来ていたなあと思いだすことがたくさん。が、いざ自分が受診するとなるとなかなかスムーズにいかない。地域医療連携なんとかの受付へ行くと、ボランティアの人が皮膚科の受付まで連れて行ってくれるし、そんなの一人でもわかるわぃと途中で帰ってもらうと受付の人に「ほんとうにボランティアの人は帰ったのですか?」と詰問されるし。どうやらボランティアの手から受付カードを受け取る仕組みになっている様子。そりゃ、70歳になっているのだから、痒いところに手が届くようにしてもらうのは嬉しいが、まだ自分で掻けるところまでは掻いてほしくない、一派ひとからげで年寄りにしてほしくないのよね。
 歯科や泌尿器科も一緒にある待合室は一番奥で一番空いていた。2歳くらいのかわいい双子の女の子がおばあさんとお母さんに連れられて順番を待っていた。アトピー性皮膚炎かなあ、こんな小さな体で、こんな小さい時から病気と闘っているんだ…なんて感傷に浸っていたら、時間つぶしに持っていった雑誌を読む暇なく自分の番が来た。
 すぐに手術をします、麻酔を打つので痛くはありません、麻酔を注射するとき、ちくっとするだけです、と言って、ほんとうにすぐに手術が始まった。って、これって手術なのかねえ。5分もかからないよ。診療明細書には「皮膚切開術」となっていた。中身を絞り出すようなしぐさや、なにかをを引っ張っぶつっとちぎれる様子などが伝わってきたが、麻酔のおかげでちっとも痛くない。大きなガーゼで覆ってもらっておしまい。3月11日、もう一度受診だ。
 ただ、この「粉瘤」は再発することが多いらしい。医師の話ではきれいに取れるのは1・2割だという。「ここまで大きくなっているとあなたのはきっと再発組でしょう。」と、受け取れた。でも、良性なので気にしなくてもいいですよ。とも。
 俗に「ニキビのお化け」「おでき」と言われるものだった。
 3か月もほっておかなければよかったな。病院へ行くのが年々億劫になっている。行けば必ず新しい病気が見つかるだろうと思うから。でも、早くいけば早く治るものもあるだろうねぇ、見極めが肝心だ。


063.gif追記
 3月11日、受診すると「これは手術で取るしかないですねえ、小さくなっていないです。」とのこと。5分で済んだのは単なる切開術で、手術ではなかったということだ。
 3月18日の予約をとって帰る。今度こそ手術だ。ちゃんと手術同意書も書いた。

by krsmagg | 2015-03-04 15:15 | くらし


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